就職活動や転職活動を行うにあたり、「資格を取ろうと思っている」または「資格を活かした仕事がしたい」という方は多くいらっしゃいます。「どんな資格を取るのがいいでしょうか？」とのご質問も多いです。果たして就職に有利になる資格はどの程度あるのでしょうか？

実は前回もご紹介したハローワーク西宮のホームページで公開されている「管内の雇用情報」の中で、参考になるデータがあります。

管内の雇用情報　→　https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/newpage_00931.html

上記ページにある「雇用情報（主に事業主様向け）」を見てみると、最終ページに「免許・資格を持つ求職者数　および　免許・資格が必要な求人数」の一覧があります。
(※求職者数・求人数とも、ハローワーク西宮管内での数字です)
本来は事業主向けの情報ではありますが、実は就職活動中の方が資格取得について考える時にとても参考になる情報が掲載されています。なぜなら、ここから「資格がないと応募できない仕事は何か？」と「その資格を持っている人はどのくらいいるのか？」が読み取れるからです。

例えば、皆さんにもおなじみの「簿記」の資格を見てみましょう。
一覧には「日商簿記2級」「日商簿記3級」の2資格が掲載されていますが、その資格を持っている求職者の人数はそれぞれ21人、22人となっています。一方、簿記の資格が必要な求人はそれぞれ1求人のみです。このことから、「簿記の資格を持っているライバルはそこそこいる」「簿記の資格が必須である求人は少ない」ということが読み取れます。つまり、「資格があるだけでは選考に有利にならない」ということが言えそうですね。

もちろん、専門的な職種で有資格者でないと就くことができない仕事もたくさんあります。しかしながら、特にPC関連の資格や簿記の資格等は、資格よりも経験値を重要視する企業が多いことも確かです。履歴書や職務経歴書で「自分にはどんなスキルがあって、何ができるのか」をしっかり自己アピールすることが何よりも大切ではないでしょうか。

資格のこと、履歴書や職務経歴書のことなど、サポステでは就活に関するご相談を幅広くお受けしています。緊急事態宣言中はオンライン相談での対応のみとなりますが、ご相談希望の方はお気軽にお電話にてお問合せくださいね。

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