「ストレス」は悪ではない

前回ストレスへの耐性についてお話させていただきました。
ストレスというと様々な精神的・肉体的な病気の原因というイメージがあり、「良くないもの」と思いがちですが、ストレスは、実は人間に欠かせないものなのです。

人間が未だ狩りをして生活していた時代、ストレスとは、敵である大型の野生動物に遭遇することでした。

人はストレスを感じると、緊張して心拍数が上がる、体が強張る、目が乾く、といった反応を示します。
心拍数が上がるのは、体中に酸素を送るため。筋肉が固くなるのは、力を発揮する準備。そして相手の動きを見逃さないように、まばたきの回数が減り、乾燥しやすくなります。ストレスを受けたときに身体に現れる反応は、生き残るための準備なのです。

過度のストレスが慢性的に続くと心身に良くない影響があることは確かなのですが、適度なストレスは、身体や脳を活性化させ、さまざまな困難を乗り越えるためのスイッチとなります。
つまり、ストレスと上手に付き合うことで、面接や仕事の場面で自分のベストパフォーマンスを引き出すことができるのです。

こうべサポステでは、ストレスマネジメントについての相談も実施しています。セミナーや個別相談を通して、ストレスとの上手な付き合い方について考えてみませんか?

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